マルシュカ・ラヴィンネ 「Ísland」写真展

昨年、ニック・ハネスのプロデュースによるグループ展「IMAGINE 2」にて、ご好評をいただきましたマルシュカ・ラヴィンネの個展を、SoHo Art Galleryおよび当センターにて同時開催いたします。SoHo Art Galleryでは「You are More than Beautiful」シリーズを、当センターでは「Ísland」シリーズを展示します。

「Ísland」
このプロジェクトは2011年3月にスタートした。これまで訪れたことがなかったアイスランドを4カ月かけて巡る。光は明るく、色彩は鮮やか、そして旅が終わる頃には太陽は夜通し輝き続けていた。なごり雪が大地を覆い、真っ白な空間が広がる。これで風景が刷新されることになり、美しい景観はより生き生きとした描写を生み出す。この景観が真冬にはどのような様相を呈するのかという好奇心にかられ、マルシュカは1月に再びこの地に戻り1カ月滞在することを決意した。冬季、アイスランドは闇の中に青一色の世界が広がり、色彩はことごとく消え去る。街並みは、山並みの影になり自然現象から避難する場所を求める模型のように映る。感激の一瞬を表現するのがマルシュカの狙いである。

マルシュカ・ラヴィンネ (Maroesjka Lavigne)
1989年ベルギー生まれ。ゲント大学にて写真を専攻し、2012年夏にマスタークラスを卒業する。オランダおよびベルギーにて数々の写真展を開催。2012年に完成したプロジェクト「Ísland」のために、ラヴィンネは4カ月アイスランドに滞在している。自らハンドルを握ってアイスランドを旅し、色彩、光そして被写体が彼女のイメージ通りに解け合う瞬間を追い求めて、冬は雪に覆われ閉ざされた風景を、春は花が咲き乱れる景色を撮影した。そして「Ísland」のタイトルで写真集を出版。現在、ゲントを拠点に活動している。

会期 2014年11月18日(火) ~ 11月23日(日)
火〜金 10:00〜17:00 土・日・祝 12:00〜17:00
場所 Flanders Center
共催 公益財団法人大阪国際交流センター