マラン・マレの肖像:フランス・バロック時代のヴィオール

ヴィオラ・ダ・ガンバとは、ルネッサンス、バロック時代に全盛を極めた6弦の弦楽器のことで、楽器を脚に挟んで演奏することから「ガンバ=脚」と呼ばれています。フランス・バロック期最大のガンバ奏者・作曲家マラン・マレは、太陽王ルイ14世の宮廷に仕え、ガンバのための優れた作品を数多く残しました。1991年に公開されたジェラール・ドパルデュー主演のフランス映画「めぐり逢う朝」は、マラン・マレとその師匠であるサント=コロンブの心の葛藤を描いた名作。音楽と映像の美しさと名優たちの共演により数々の映画賞を受賞しました。そのマレと彼の時代のヴィオラ・ダ・ガンバ作品を集めたコンサートが所沢ミューズと上野学園で実現します。古楽器演奏のパイオニアであり、ラ・プティット・バンドでも知られるクイケン3兄弟の長男ヴィーラント・クイケンの呼びかけで実現した同コンサートには、同じくヴィオラ・ダ・ガンバの世界的な名手である上村かおり、そしてフランスで圧倒的な人気を誇るチェンバリストであるクリストフ・ルセが集いました。

これは、ヨーロッパ音楽界を見渡してもなかなか聴くことのできない貴重な機会です。最高のメンバーによる演奏で、フランス宮廷を彩った雅なる響きをお楽しみください。

2012年5月19日(土)
場所 所沢市民文化センター ミューズマーキーホール

2012年5月20日(日)
場所 上野学園 石橋メモリアルホール