窓の表面 Surface of window 巡回展

ただいま京都の雅景錐にて好評開催中の国際展「窓の表面 スロー&テンスアトモスフィア2011」(Surface of window / Slow & Tense atmosphere)が当センターにやってきます。
「窓の表面」と題したこの展覧会は、ガラスに反射した表面を示しています。その表面は自身の精神性を、窓から眺めた外の世界は社会を指しています。アーティストたちの作品からその精神性と社会の関係を掲示し、様々な同時代性に共鳴する表現が集います。この写真をテーマとした展覧会は、写真芸術との接点を見出すことができるほか現代美術のアーティストを含めて、10年の間に定期継続(隔年開催)するタイムプロジェクトとして活動しています。京都という場の精神性に通じた意識の中、スロー&テンスアトモスフィア(ゆっくり、そしてその緊張感)をテーマに、京都から世界へ発信する同時代のアーティストたちにおけるムーブメントとなることを目指している本展を、大阪からもお届けします。
第二回は「都市と辺境」をテーマに、日本、ベルギー、フランスの写真芸術とフォトリアリズムの手法を用いた都市風景画とを合わせて紹介いたします。ベルギーからは今注目の若手ドキュメンタリー写真家ニック・ハネス(Nick Hannes)が参加。旧ソビエト連邦の15カ国を巡り、社会主義体制崩壊後の各国の様子をカメラに収めたドキュメンタリー作品シリーズ「Red Journey」より出展いたします。この「Red Journey」は昨年当センターで作品展を行い反響を呼びました。写真や芸術表現の新たな可能性をご覧ください。

ニック ハネス 、「レッド・ジャーニー」、カラー写真、2006年

 

2012年2月13日(月) ~ 2月24日(金)

月~金 10:00 – 17:00
土 12:00 – 18:00
日祝休・入場無料