アラン・プラテル・バレエ団 バッハ マタイによる「憐れみ」

現代舞台芸術の最先端を行くベルギーの演出家アラン・プラテルの話題の新作公演。
ヨーロッパで先駆的な活動を続けているアラン・プラテルが、「現代の受難」をテーマとして取り上げ、多国籍のハイレベルなダンサー、歌手、演奏家で構成されたバッハ マタイによる「憐れみ pitié!」をつくりあげました。
音楽史の中で最も重要な作品であるJ. S. バッハの大曲「マタイ受難曲」を、元ベルギー王立歌劇場専属作曲家でサクソフォン奏者のファブリツィオ・カソルが、現代の感性で思い切ってアレンジ。3名のオペラ歌手と8名の演奏者によるライブ演奏は生命力あふれ、現代に生きる私たちの心を打ちます。
アラン・プラテルは、ドイツのピナ・バウシュにつづく現代舞台芸術の先鋭にあって「生きる中で傷つき苦しむ人々の姿をコラージュした芸術」が賞賛されています。現代の言葉と音楽、そして身体で表現するバッハ マタイ「憐れみ pitié!」は、2007年に来日公演を行ったアラン・プラテルの「聖母マリアの祈り」に続く作品。パリ市立劇場での公演では、補助席まで完売になるほど多くの観客の支持を得ました。ロンドン(サドラーズ・ウェルズ劇場)をはじめ12ケ国41都市を巡演し、各地で絶賛されています。2009年4月には、日本公演が行われます。

画像:A.I. Tadashi Takahashi

2009年4月17日 – 2009年4月19日
場所 Bunkamura オーチャードホール