テヅカ TeZukA @Bunkamura オーチャードホール

世界のダンスシーンで最も注目されている、ベルギー出身の振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ(Sidi Larbi Cherkaoui)による最新作が日本上陸。手塚治虫にインスパイアされて作り上げたという「テヅカ TeZukA」は、イギリスのサドラーズ・ウェルズ劇場とベルギーのEastman、日本のBunkamuraの共同制作で手塚プロダクションの全面協力を得て上演される。
2011年9月のサドラーズ・ウェルズ劇場を皮切りに、世界各地を巡り2012年2月にはBunkamuraで上演される。日本公演にはダンス力に定評のある俳優、森山未來が出演する。
手塚治虫のマンガ、アニメ作品のほか「創造主としての手」「マンガを描く動き=ダンスという認識」「文字と絵/書とマンガ」などいくつかのキーワードをもとに映像を展開するライブのダンスと音楽とのコラボレーションである本作は、手塚の作品をそのままダンス化するのではなく作品から沸き起こるさまざまなイメージをコラージュのようにつなぎあわせ、シェルカウイ独自の解釈で再構築する。
また、英国で絶大な人気を誇るミュージシャン・DJのニティン・ソーニーがシェルカウイとタッグを組むことも注目のひとつ。ソーニーが紡ぎだすサウンドがシェルカウイの振付、そして手塚治虫の哲学といかなる化学反応を起こすのか、目が離せない。

2012年2月23日(木)~27日(月)
場所 Bunkamura オーチャードホール