ロウ ~ 小さな魂 ~ @てんぶす那覇

「りっかりっか*フェスタ(国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ)」は、2005年より毎年夏に沖縄で開催されているファミリー向けの国際舞台芸術フェスティバルです。「りっかりっか」とは、沖縄の方言で「さぁ行きましょう!」という意味です。

RAW © kurt van der elst

毎年、世界中から選りすぐった約30の舞台作品を招待して上演するほか、国際共同制作やレジデンスプログラムの企画、シンポジウムなども行っています。地元では夏の風物詩として愛される一方、質の高いプログラムへの信頼から世界各国からプロデューサーや関係者が集まるアーティストの活動拠点にもなっています。

ベルギー・日本友好150周年の今年は「ベルギーフォーカス」としてベルギーの5作品が参加、フランダースからはキャビネットk (kabinet k) による「ロウ ~ 小さな魂 ~ (RAW)」が上演されます。
本作品が描くのは、喜びと葛藤の間に生きる子どもたちの回復力、希望そして理想。
時に不穏なギターの音色は、戦場の吟遊詩人による若い戦士たちへの称賛である。
プロのダンサーの訓練された肉体と、ダンストレーニングを受けていない7人の子どもたちの真っさらな身体の出会いによって生まれた挑戦作は、観る者に衝撃と、痛みと、確かな希望を与えます。
本作品は日本はもとより、アジアで初めてのお披露目となります。また、エジンバラ国際演劇フェスティバル2016に正式招待が決定しています。

《公演スケジュール》
2016年7月26日 (火) ~ 7月30日(土) 19:00 ~
*30日(土)のみ15:00 ~および 19:00 ~ の2回上演
上演時間:60分 ノンバーバル
会場:てんぶす那覇

キャビネットk  (kabinet k)
哲学とデザインのバックグラウンドを持つ振付家ジョーク・ローレンス(Joke Laureyns )とクウィント・マンショーヴン(Kwint Manshoven )によって設立されたダンスカンパニー。主に、プロのダンサーと子どもたちが共演するダンス作品の創作を行っている。両振付家は、自然で直感的な状態を重視するため、子どもでも大人でも特定のパターンやダンステクニックに染まっていないキャストと創作することを好んでいる。
2002年より、大きな児童青少年劇団と青少年向けダンス部門で重要とされるいくつかの作品を創作しており、「夢の靴紐」は2003年の1000ワット賞にノミネートされた。また、ローレンスとマンショーヴンは個々に作品の創作も行っている。