巡回展「ポール・デルヴォー版画展」さまよえる夢を求めて

日本とベルギーの外交樹立が150周年を迎えるのを記念して、ベルギーを代表するシュルレアリスムの画家ポール・デルヴォー(Paul Delvaux)の版画展が開催されます。
デルヴォーは、1966年より本格的に版画制作を開始し、その多くはカラーもしくはモノクロームのリトグラフです。ハッチングの黒い描線の積み重ねが画面を支配する彼の版画は、油彩にはない重厚な陰影の世界を生み出しました。そこにはシュルレアリスムだけに限定されない複雑で豊かな裏付けがあることを物語っています。
今回、デルヴォーが生涯制作した版画の大半を所蔵する姫路市立美術館のコレクションから、幻想のヴィーナスたちを紹介します。
本展は、岐阜県から千葉県そして愛知県へと巡回していきます。

《巡回スケジュール》
2016年9月10日(土) ~ 10月16日(日)
大垣市スイトピアセンター アートギャラリー (岐阜県)

2016年10月22日(土) ~ 11月27日(日)
市川市芳澤ガーデンギャラリー  (千葉県)

2016年12月3日(土) ~ 2017年1月22日(日)
田原市博物館  (愛知県)