創作において、ヴァリー・エクスポート、デニス・オッペンハイム、エルヴィン・ヴルムなどのアーティストから影響を受ける。
ロケーションの選択は、彼女の作品にとって非常に重要であり、主に歴史的、政治的、理論的観点から選ぶ。それは日常の環境だけでなく、ヨーロッパ(イタリア、フランス、ドイツ、オランダなど)や、彼女が大学時代に滞在したブラジルにも探し求めている。
「Untitled」シリーズは、4、5年前より進めているプロジェクトであり(オリジナルのタイトルは「PostFab」)、風景や人の身体の一部で構成されている。ル・コルビュジェなどの建造物を被写体にして、その風景や空間に自らの体を対峙させている。ひとたびカメラを手にすると、サラはイメージの中で‘無’の状態となる。抜け殻となった体は環境の一部となり、空間との不釣合いな関係を示すため誇張されて見えるときもある。
写真は建物の美しさだけでなく、建築家の理想郷に対する憧れをも映し出している。ユーモアな作品に見えるが、その裏に潜む暗い部分(不安定な生活、衰退、腐敗、崩壊など)をも表現しているため、切り取られた場面からは鬱々と悲しげな雰囲気が漂う。
同じく進行中の「Places」シリーズは、建造物を主体にした作品づくりとなっており、建物と風景の関係を重視している。トンネル、バー、教会、映画館のスクリーンなどを被写体にし、建物が持つ特徴を最大限に引き出すような手法を取り入れている。