ベルギーフランドル交流センター (Flanders Center)

音楽

中世から現代、クラシックからロックまで

それぞれのジャンルで活躍する多彩な音楽家たち。数多くの著名な音楽家たちがフランダースから生まれています。

フランダースは中世、国境を越えた交易が盛んになるにつれ、他国の文化を受け入れ、国際的な姿勢を保ちつつ、独自の文化を作り上げました。 このころ、「音楽界のミケランジェロ」ともいえるJosquin des Prez(ジョスカン・デ・プレ)とOrlandus Lassus(オルランド・ラッスス)という、フランドル楽派の対位法の巨匠が輩出しました。

クラシック

現代もクラシック音楽の分野には多くの優秀な演奏家、作曲家、指揮者、演奏団体が活躍しています。映画音楽なども手がける作曲家・指揮者ディルク・ブロッセ、バロック音楽演奏のコレギウム・ヴォカーレ・ゲント(指揮フィリップ・ヘレヴェッヘ)、ポリフォニー・アンサンブルのフエルガス・アンサンブル(指揮パウル・ファン・ネーヴェル)、合唱団クレンデ(指揮エリク・ファン・ネーヴェル)、古楽合奏団カペラ・フラメンカ、室内古楽合奏団ラ・プティット・バンド(シギスワルド&ヴィーラント・クイケン)、アニマ・エテルナ(ジョス・ファン・インマゼール)などが主に挙げられます。ライト・クラシックの分野では、歌手のヘルムート・ロッティなどが成功を収めています。

1970年より毎年開催されているフランダース・フェスティバルを多くのクラシック、ワールドミュージック・ファンが楽しみにしています。これはフランダースの主な都市で、数多くのコンサートが開催されるもので、フランダースで最も大規模なミュージック・フェスティバルです。

ポップ・ミュージック

1990年代からは、フランダースのポップ・ミュージック・シーンが国際的に注目されました。ロックとシャンソンを融合するボヘミアンなシンガーArno(アルノ)はヨーロッパで名声を得、Praga Kahn(カーン・プラガ)はテクノ・バンドのローズ・オブ・アシッド(Lords of Acid)と組んでアメリカでCDのミリオンセラーを記録しました。Hooverphonic(フーヴァーフォニック)、dEUS(デウス)、Ozark Henry(オザーク・ヘンリ)とAxelle Red(アクセル・レッド)などのロックバンドやシンガーは、世界各地のステージに立っています。Buscemi(ブスケミ)はダンス音楽で知られていますし、Dewaele Brothers(ディワーラ兄弟)は、はじめロックバンドSoulwax(ソウルワックス)と共に演奏活動をしていましたが、エクレクティックでコミカルな2 Many DJ’s(トゥー・メニー・DJ’s)と共に熱いシーンを繰り広げるようになってからブレイクしました。

一方、フランダースのサマー・フェスティバルRock Werchter(ロック・ウェルヒテル)は1970年代からメジャーになりはじめ、いまではヨーロッパの大きなロックフェスティバルに数えられています。毎年、10万人以上の観客を魅了し、2004年には“世界で最も好まれているフェスティバル”と賞されました。

ジャズ

もちろん、フランダース出身のジャズ界のトップクラス・ミュージシャンを忘れるわけにはいきません。ジャズ・ハーモニカの巨匠とも言うべき Toots Thielemans(トゥーツ・シールマンス)は長年にわたってスターの名声を築いていますし、Bert Joris(ベルト・ヨリス)、Jeroen Van Herzeele(イェルーン・ヴァン・ヘルゼーレ)、Jef Neve(ジェフ・ネーヴェ)といった新世代のジャズ・ミュージシャンも世界的に知られています。そして、ヨーロッパ・レベルで突出しているフランダースの代表格のバンドは、もちろんBrussels Jazz Orchestra(ブリュッセル・ジャズ・オーケストラ)です。

フランダースについてトップへもどる