ベルギーフランドル交流センター (Flanders Center)

多彩な作品と、そこに感じられる生活の息吹。 フランダース映画とヨーロッパ映画は、人々の対話を促し、感性を磨きます。日本の皆様にもきっと、 その醍醐味を感じていただけるでしょう。

日本におけるヨーロッパ映画

商業映画の現状は、ここ日本でも諸外国の現状と大差はありません。アメリカ映画界が次々とヒット作品を送りこみ、日本の映画市場を独占している一方で、ヨーロッパ映画といえばその市場はかなり狭く、一般的なホールや小規模の映画館など、上映される場所も限られています。もちろんEU諸国では、作品制作に比重を置いてヨーロッパ映画に対する支援政策を立てています。しかし、こうした後ろ盾を持ってもなお、依然としてヨーロッパ映画が日本市場に食い込み、ファン層を広げていくことが難しいのです。その一因として、ヨーロッパ映画には、映画に高い関心を示す映画通が好む作品が多いという背景が考えられます。さらに、映画館に足を運ぶ人が、映画祭についての情報を見つけやすい環境にいる人たちに限定されているともいえるでしょう。

日本におけるフランダース映画

年間に制作されるフランダース映画の本数はごく僅かです。しかし、少数先鋭のフランダース映画の魅力は、ここ15年ほどの間に日本でも高い評価を得て、その人気が定着してきました。すでに日本でもおなじみのヨーロッパ映画のように、フランダース映画も自らの言語を用いたものや、社会問題からの切り口で作り上げたもの、作者や監督を輩出した土地柄を生かした風土色豊かなものまで様々な作品があります。こうした面で、ヨーロッパ映画もフランダース映画もハリウッド映画とは大きく一線を画しています。ずばり、フランダース映画をはじめヨーロッパ映画の醍醐味とは、多彩な作品と、そこに感じられる生活の息吹です。

大阪ヨーロッパ映画祭

1994年11月、長期に及ぶ準備期間を経て、第1回大阪ヨーロッパ映画祭 (OEFF)を開催する運びとなりました。当時、熱意に満ちたベルギーフランドル交流センターの若きスタッフ陣が、この映画祭の発足に立ち会ってくれました。素晴らしいヨーロッパ映画を日本に普及させるにふさわしい最初のプラットホーム誕生の瞬間です。

その後、大阪ヨーロッパ映画祭は回を重ねるごとに発展し、一般の映画ファンにも専門家(作家、監督、配給会社など)にも親しんでもらえるプラットホームへと成長を遂げました。大阪ヨーロッパ映画祭は、形式にはこだわらず、ヨーロッパ映画の多様性と息吹を味わえる作品を優先しています。こうした受け皿は、日本でヨーロッパ映画を普及させるための土壌としての傑出した役割を果たし、広く認知されるに至っています。

ベルギーフランドル交流センターは、この土壌を手塩に掛けて育ててきました。時には、採算の合わない事態にも見舞われました。しかし、そうした事態にも弛むことなく、強い信念のもと、長年この活動に身を投じてきました。

ヨーロッパ映画祭が発足して以来、Stijn Coninx (ステイン・コーニンクス), Raoul Servais(ラウル・セルヴェ), Dominique Deruddere(ドミニク・デリュデレ), Frank Van Passel(フランク・ヴァン・パッセル), Jan Decleir(ヤン・デクレール), Els Dottermans(エルス・ドッターマンス)など、フランダースを代表する映画作家や俳優がゲストとして次々と来日を果たしています。

EUフィルムデーズ

まもなく、EUフィルムデーズの開催シーズンを迎えます。この映画祭では、ヨーロッパ映画の多様性と独自性を同時に味わうことができます。映画祭は東京の中心部で開催され、上映作品はいずれも、EU諸国の各国大使館および文化センター、東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)、在東京ヨーロッパ大学関係者など、様々な機関の協力のもと生み出されたものです。

その他の映画祭

映画のジャンルに応じて、山形国際ドキュメンタリー映画祭、広島国際アニメーションフェスティバルなど、ベルギーフランドル交流センターは様々な映画祭に参加しています。

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