2014年2月27日

ハッピーバースデー・ディア・アカデミー!50イヤー・アントワープ・ファッション・デパートメント


2013年、アントワープ王立芸術アカデミーは創立350周年、ファッション科創設50周年を迎えました。
世界中のファッション好きにその名を轟かせる世界3大ファッションスクールのひとつで、ファッションデザイナーを目指す者の憧れでもあるアントワープ王立芸術アカデミーのファッション科。
ベルギーのアントワープ現地では、「ハッピーバースデー・ディア・アカデミー(HAPPY BIRTHDAY DEAR ACADEMIE)」と題した企画展が行われ、ファッション科においてはアントワープのモード博物館MoMuで、ファッション科50年の歴史とアントワープファッションを振り返る企画展も開催。
ファッション好きなら飛んで行きたくなるようなこの企画を、日本では伊勢丹新宿店だけで目にすることができます。
イベントでは「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」や「アントワープ6」など一流デザイナーの卒業作品を身につけたミニチュアドールや卒業生の作品、また授業風景やデザイン画コラージュなどを映像や写真にて展示。ファッション科の特徴あるカリキュラム、ファッションにおけるグラフィックの重要性など、アカデミーの歴史や今を体感できます。

7日(金)夜には同アカデミーを卒業した日本人デザイナー、ナカアキラ、ミキオサカベ、ナカザトユイマ、そして実際に現地イベントを訪れたシトウレイによるトークショーを開催。アカデミー独自のカリキュラムについてや体験談など、卒業生ならではの生の声を直接聞くことができます。当日はベルギービールやフィンガーフードが来場者に振る舞われます。

また、期間中はフロアを越えてアントワープゆかりのブランドをフィーチャーするイベントも用意されています。

会期:2014年3月5日(水) ~ 3月11日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館3階センターパーク/ザ・ステージ#3

2014年2月25日

現代ベルギー小説アンソロジー「フランダースの声」刊行


当センターでは、2010年および2011年にフランダース文学翻訳セミナーを開催しました。本セミナーは、これまでほとんど日本語に翻訳されることのなかったフランダース文学を、オランダ語から直接日本語に翻訳できるプロの翻訳家を養成することを目的とし、現役の日本人とベルギー人のプロ翻訳家を講師に招き、集中講義を行いました。
また、2010年にはトム・ラノワ氏、2011年にはアンネリース・ヴェルベーケ氏をゲストとして招聘し、受講生が作家と交流できる機会も設けました。
今回、このセミナーの成果として、受講生の翻訳による現代ベルギー小説アンソロジー「フランダースの声」を刊行しました。
ノーベル文学賞候補とまで言われていたヒューホ・クラウス(2008年没)をはじめ、多様な現代フランダース文学の魅力が伝わるようにと、個性の異なる作家5名の短編作品を収録しました。

本書は、各都道府県の図書館にて読むことができます。
また、各市町村の図書館、教育機関の付属図書館、出版・翻訳関係者、言語・文学の専門家など、ご希望の方にはお送りしますので、当センターinfo@flanders.jpまでご連絡ください。

ひとりでも多くの方に、フランダースの文学と作家の魅力を知っていただくことができれば幸いです。

収録作家
アンネリース・ヴェルベーケ (Annelies Verbeke) / 井内千紗 訳
アンネ・プロヴォースト (Anne Provoost) / 板屋嘉代子 訳
ヒューホ・クラウス (Hugo Claus) / 三田順 訳
トム・ラノワ (Tom Lanoye) / 鈴木民子 訳
クリストフ・ヴェーケマン (Christophe Vekeman) / 鈴木義孝 訳

カバー写真 ミヒール・ヘンドリックス (Michiel Hendryckx)

2014年2月19日

ベルギー映画「オーバー・ザ・ブルースカイ」


昨年、大阪ヨーロッパ映画際にて日本初上映となったベルギー映画「 The Broken Circle Breakdown 」が、「オーバー・ザ・ブルースカイ」という邦題で劇場公開されます。

本国ベルギーでは、30人に1人が観たという大ヒットを記録し、ヨーロッパを席巻。ベルリン国際映画祭では観客賞第1位、トライベッカ映画祭(ニューヨーク)では国際長編部門、 主演女優賞および脚本賞を受賞したほか、数多の国際映画祭でも絶賛されました。また、第86回アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされています。
映画全編に流れるブルーグラス・ミュージックは、すべて出演俳優たちによる演奏。作品全体の情感を演技だけではなく、音楽でもダイレクトに訴えてくることで、観る者の胸を打ち、作品の世界へと深く誘っていきます。スコッチ・アイリッシュ系移民のソウルミュージックをルーツに持つブルーグラスは、時空や国境を越えて、普遍的な人生の苦楽や希望について歌われてきました。このブルーグラス・ミュージックが、単なるサウンドトラックにとどまらず、登場人物の喜び、悲しみ、楽しみ、苦悩といった感情のすべてを表現することで、作品を優れた音楽映画に仕立てています。
また、本作のために出演俳優たちによって結成されたバンド THE BROKEN CIRCLE BREAKDOWN BAND によるサウンドトラックは、全米ヒットチャートに19週チャート入りを果たし、最高位10 位まで駆け上りました。

監督は「あきれた日常」のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン、主演は、同作品で主人公ギュンターの叔父を、「HASTA LA VISTA (アスタ・ラ・ビスタ) ~ オトコになりたい ~」でラールスの父親を演じたヨハン・ヘルデンベルグ (Johan Heldenbergh)、そして「リタの息子」や「ロフト.」に出演した女優ヴェールレ・バーテンス。いずれも大阪ヨーロッパ映画祭で上映され、映画ファンにはお馴染みの顔ぶれです。
昨年の大阪ヨーロッパ映画際での上映を見逃した方は、この機会にぜひ足をお運びください。ブルーグラス・ミュージックが紡ぐ美しい愛の物語は、日本人の心の琴線に触れることでしょう。

3月22日(土)から東京のユーロスペースにて上映されるのを皮切りに、全国の劇場で順次公開されます。上映スケジュールおよび劇場情報は、公式サイトをご覧ください。

《ストーリー》
エリーゼは、篤い信仰心を持った情緒的な女性。タトゥー・デザイナーで、スタジオを開いている。体中に自身の歴史を語るタトゥーを彫り込んでいた。
ディディエは、カウボーイに憧れるアナーキスト。ブルーグラス・バンドでバンジョーを弾き、ベルギー国内をキャラバンでまわっている。彼にとって、「自由の国=アメリカ」は理想の国だ。
突然恋に落ちた二人。まもなくエリーゼは天性の歌声を開花させ、ディディエのバンドで歌うようになる。音楽は、二人の愛を紡ぎ、絆を固くしていった。プロポーズ、結婚、そして子供の誕生。それは、型破りな二人にとって完璧な幸せだった。しかしやがて愛娘が重い病気にかかると、それまでの全てが一変し、二人の愛が試されることになる・・・。

2014年2月14日

Duo Sweet 17 来日公演

© Viola Le Compte
ベルギー王立歌劇団管弦楽団で主席コントラバス奏者を務めるコルネル・ル・コントおよび同楽団バイオリン奏者の田辺晴子による古楽器デュオ「Duo Sweet 17」が再来日します。
ふたりは長年に渡りベルギー王立歌劇団管弦楽団で演奏活動を続ける傍ら、17〜18世紀にかけて王侯貴族に親しまれた古楽器ビオラダモーレ(12弦)とビオローネ(5弦)を用いたデュオを結成。このふたつの古楽器が織りなす甘美なハーモーニーから「Duo Sweet 17」と命名し、国際的に演奏活動を行っています。

コルネル・ル・コント (Korneel Le Compte)
芸術家一家に生まれる。ブリュッセル王立音楽院にて、コントラバス、バロックコントラバス、ビオローネなどでマスターを習得。ベルギー国内外トップクラスの演奏家たちと共演する一方、室内楽奏者やソリストとしても活動。1985年よりベルギー王立歌劇団管弦楽団にて主席コントラバス奏者を務める。ヨーロッパバシスト協会のベルギー代表。

田辺晴子
3歳よりバイオリンを、5歳よりピアノを始める。18歳でベルギーに渡り、ブリュッセル王立音楽院にてローラ・ボベスコ、ジョルジュ・オクトースのもとで学ぶ。1992年よりベルギー王立歌劇団管弦楽団のバイオリン奏者。

《公演スケジュール》
公演日:2014年3月20日(木)
会場:さいたま市 若者 自立支援ルーム

公演日:2014年3月21日(金)
会場: カフェ土瑠茶 イベントホール (さいたま市)

公演日:2014年3月22日(土) 
会場:原町市民会館 南相馬市

心の架け橋コンサート 
公演日:2014年3月23日(日) 
会場:平バプテスト教会  いわき市
    
公演日:2014年3月24日(月)
開場: 大成保育所、乙保育所 郡山市

第175回 教信寺法泉院「音楽の館」定期演奏会
公演日:2014年3月27日(木) & 3月28日(金) 18:30 開演
会場:教信寺法泉院 音楽の館 (加古川市)

名古屋バロック音楽協会
新・ティータイムコンサート vol.19 ~ 千紫万紅 ~
公演日:2014年3月30日(日)  14:30 開場 15:00 開演
会場:すぺーす萌 名古屋市

スズキ・メソード
テン・チルドレンの50年記念コンサート
公演日:2014年3月31日(月) 13:30 開場 14:00 開演
会場:サントリーホール 東京

2014年2月4日

サラ・エーヒャウト「Encounters」写真展

当センターにて写真展「AVE」および「「Body inc.」を開催した写真家ロブ・ワルバースが、今回はキュレーターとしてフランダースの若手写真家による写真展をプロデュースしました。

© Sarah Eechaut
その第一弾として、ゲントを拠点に、グラフィックデザイナー兼フリーランス写真家として活動する若手写真サラ・エーヒャウト (Sarah Eechaut) の写真展「Encounters」を、2月18日(火)から2月23日(日)まで当センターにて開催します。
本シリーズは、メディア、スタジオなどの仕事に従事するかたわら、プライベートで撮りためた作品集。一見、偶然の賜物ように見えるが、構成やポーズは緻密に計算されており、学んだ技術の集大成となっている。サラはポートレート同様、風景写真においても、被写体の自然な表情を切り取ることに重点を置いている。

サラ・エーヒャウト (Sarah Eechaut)
1983年生まれ。ゲントの St. Lucas Hogeschool Voor Wetenschap & Kunstにてタイポグラフィーとリサーチを専攻。その後、グラフィックデザイナーとして働きながらフリーランスの写真家としても活動を開始する。2009年から2010年まで本格的に写真を学び、2010年に仕事をする男性200名の姿を捉えたポートレートシリーズを完成させる。

会期:2014年2月18日(火) ~ 2月23日(日)
平日10:00 ~ 17:00 土日12:00 ~ 18:00