2009年11月16日

ダニエル・オストのクリスマス

花と音。ヨーロッパと日本。ふたつの異質なものどうしは、こころという目に見えない糸で結ばれている。
東洋と西洋の融合をテーマに、世界各地の伝統的建築物を舞台に「花」の芸術を展開するダニエル・オストが、日本のクリスマスを彩ります。帝国ホテル東京孔雀の間を舞台に、ホワイエを花のオブジェで飾り、各々のゲストテーブルにはクリスマ スアレンジメントをあしらいます。本場ヨーロッパの雰囲気を漂わせたディナーショーの会場では、東儀秀樹をゲストに招き、東西それぞれの文化が融合するステージをご堪能いただきます。
「花の建築家」と称されるベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストは、花という素材を活かしながら、東西文化の融合を体現できる数少ないアーティストのひとりです。オストが日本で試みた数々のクリエイティブワークには、われわれ日本人が忘れかけていた精神性を甦らせるエッセンスが溢れ、その斬新な「和」のイメージは、多くの人々が日本古来の美を再発見するきっかけとなりました。一方、3年前に「世界文化遺産」東寺・灌頂院でおこなわれたダニエ ル・オスト展のオープニングイべントに出演した東儀秀樹は、伝統芸能であった雅楽を現代音楽と結びつけ、その素晴らしさを広く一般に知らしめ、近年ますますその活動の場を広げつつあるインターナショナルなアーティストのひとりです。オストと東儀秀樹によるトークとデモンストレーションが出合う、帝国ホテル東京のフランク・ロイド・ライト設計による孔雀の間は、まさに一期一会の「生きた芸術」をこころに感じることができる稀有な舞台となることでしょう。

2009年12月10日
場所 帝国ホテル東京 

2009年11月12日

窓の表面/スロー&テンス アトモスフィア

精神性と社会の関係を描くサラ・ヴァン・マルクェの世界

「窓の表面」と題したこの展覧会は、ガラスに反射した表面を示しています。その表面は、自身の精神性を指し、窓から眺めた外の世界は、社会を指しています。アーティストたちの作品からその精神性と社会の関係を掲示し、様々な同時代性に共鳴する表現が集います。この写真をテーマとした展覧会は、写真芸術との接点を見いだすことができる他、現代美術のアーティストも含めて、10年の間に 定期継続(隔年開催)するタイムプロジェクトとして活動していきます。京都という場の精神性に通じた意識の中、スロー&テンスアトモスフィア(ゆっくり、 そしてその緊張感)をテーマに、京都から世界へ発信する同時代のアーティストたちにおけるムーブメントとなることを目指しています。第一回は、日本と韓国を中心に、ベルギー、スイス、マレーシアのアーティストを紹介いたします。

2009年12月2日 - 2009年12月13日
場所 京都市国際交流会館 

2009年11月9日

「父親ペンギンと卵」

 

観客との対話を大切にすることにこだわり、生徒と間近に接する公演スタイルは、HETPALEISを措いて他にはないでしょう。
今回は、日本の子供たちにもその魅力を知っていただこうと、HETPALEISの主要俳優が来日して、関西の学校で「父親ペンギンと卵」を演じます。
物語は2羽のペンギンの会話で構成され、詩とユーモアを交えて滑稽に展開し、意外な結末を迎えます。
また、皇帝ペンギンは、産卵を終えると雌が餌を求めて海に出て行き、雄が卵を温めて孵化させるため、男と女の役割についても考えさせられる内容になっています。
今回、ペーテル・デ・フラーフが演出を担当し、女優Brechtje Louwaard(ブレヒチェ・ラウワールド)と男優Tristan Versteven(トリスタン・ヴェルステーヴェン)がペンギンのカップルを演じます。

2009年11月4日

ローザス「ツァイトゥング Zeitung」(埼玉)

ベルギーのコンテンポラリーダンスシーンを牽引するローザスが最新作を携えて来日。日本を巡回します。
ローザスの最新作「ツァイトゥング」(2008年初演)は、バッハ、ウェーベルン、 シェーンベルクの音楽が孕む西洋音楽の思想的変遷をバックグラウンドに、音楽とダンスの関係を探求しつつ意欲的な作品を発表し続けてきたケースマイケルと ローザスが到達した傑作、と高く評価される作品。(上演時間 約2時間 途中休憩なし)

【演目】「ツァイトゥング Zeitung」(2008年初演)
【コンセプト】アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、アラン・フランコ
【振付】アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
【出演】ローザス(9名)、アラン・フランコ(ピアノ)

27日終演後、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルによるポスト・パフォーマンス・トークあり。

関連企画:2009年11月30日(月)「ローザス 池田扶美代 ダンス・ワークショップ」 
びわ湖公演
2009年12月5日(土)15時 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

画像:(c) Herman Sorgeloos

2009年11月27日 - 2009年11月29日
場所 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

2009年11月3日

映画 「ロフト.」 大阪

「ザ・ヒットマン」の監督エリク・ヴァン・ローイの最新作。2008年にベルギーで公開されるや次々と記録を塗り替え、ベルギーで10人に1人が観たほどの大ヒットとなった。日本初上陸。ヴィンセント、クリス、フィリップ、ルク、マルニックスは年齢も個性も違う5人だが、家族ぐるみで友だちづき合いをする間柄。建築家のヴィンセ ントは、最後に既婚者の仲間入りをしたフィリップの披露宴の席で、 4人全員に贈り物と称してカギを一本ずつ手渡す。それは、アントワープのとあるビルの最上階にあるロフトスペースの合鍵であった。以来、彼らしか入れないこの隠れ家で、5人はそれぞれの秘め事を重ねて行く。そんなある日、ルクがロフトへやって来ると、ベットには手錠でつながれた血まみれの女性の遺体が。ルクからの電話で駆けつけたヴィンセントは、警察に通報する前にまず全員を呼び集めるよう指示する。遺体発見の際、ロフトのドアはロックされ、アラームが切られていた。犯人は誰なのか。この5人の中にいるのか……。取り調べが進むに従い、嫉妬と欲望が複雑に絡んだ事件の全貌が明かになっていく。

2009年11月20日
場所 ABCホール

映画 「ザ・ヒットマン」 大阪

ベストセラー小説を映画化した2003年のサスペンス作品。ベルギーアカデミー賞を受賞。 監督エリク・ヴァン・ローイ、主演ヤン・デクレール。2004年の大阪ヨーロッパ映画際で「アルツハイマー・ケース」として日本で初めて上映された。

アントワープの敏腕刑事ヴィンケとヴェルスタイフトはある売春組織を追跡していた。 一方、売春の証人を消すために雇われた暗殺者レダは、痕跡をほとんど残さない鮮やかな手口で標的を消し始める。しかし、次の標的の元に向かった彼は、それが12歳の少女だと知り、何もできずにその場を立ち去る。冷酷な暗殺者も過去の暗い記憶から子供を殺すことはできなかった。レダは任務を果たさなかったため、警察だけでなく組織からも追われることになってしまう。追っ手から逃れ、新たな標的に立ち向かう中、レダの記憶の回路は交錯し、過去の出来事や現実が悪夢となって彼を苦しめ、自分が少女を殺したという錯覚にすら陥る。自らの腕に電話番号や標的などを書き留める彼はアルツハイマーだった。熟練した腕と経験が彼の支えとなっていたが、病気の進行は思った以上に早く、ついに警察に身柄を確保される。捕まってもなお口を割らないレダは、犯罪組織を追うヴィン ケを指名し、事件解明への糸口を提示するが……。

人口600万人のフランドル地方で、75万人もの観客動員を記録した大ヒット作「ザ・ヒットマン」は、ベルギーでは珍しいサスペンス作品。 公開当時、欧州を震撼させた組織的な児童誘拐・殺人事件の裁判が行われていたことも動員数を増やした一因と言われる。ベストセラー小説をもとに、エリク・ ヴァン・ローイ監督は構想から10年の歳月をかけて本作を完成させた。レダを演じるのは、アカデミー賞外国語映画賞受賞作「キャラクター/孤独な人の肖像」(’97)にも主演したベルギーの名優ヤン・デクレール。重厚な演技で観客を魅了し、2003年フランドル国際映画祭で主演男優賞と観客賞を受賞した。刑事役のウェルナー・デスメットは、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作「エブリバディ・フェイマス」(’00)にも出演した期待の若手俳優。記憶の断片が入り乱れ、錯綜する現実と過去がデクレールの名演と映像で見事に表現されている。また、追う者と追われる者の息詰まる攻防とスピーディーな展開に片時も目が離せない。

2009年11月20日
場所 ABCホール 

2009年11月2日

ヤン・デクレールが大阪ヨーロッパ映画祭のゲストとして来日



特典1:「神父ダーンス」を鑑賞された方全員に、上映後、映画祭ヴィレッジ(ABCホール前デッキ)のバースペースにて、ベルギービール1杯プレゼント。ヤン・デクレール本人と一緒にビールをお楽しみいただけます。
※スタンプ入りチケット半券と引き換えになります。
特典2:「ザ・ヒットマン」を鑑賞された方のうち抽選で3名様に、ヤン・デクレール直筆サイン入りの「ザ・ヒットマン」DVDをプレゼント。
※会場へ入場の際抽選券をお渡しします。抽選は上映後のディスカッション時に行い、当選者にはヤン・デクレールから直接贈呈品をお渡しします。
この機会にぜひ大阪ヨーロッパ映画祭にお越し下さい。

会場:ABCホール

日時:2009年11月20日 (金)

上海国際映画祭主演男優賞受賞作「神父ダーンス」
開演 10:30

ベルギーアカデミー賞受賞作「ザ・ヒットマン(アルツハイマー・ケース)」
開演 14:00

ベルギーで10人に1人が観た大ヒット作「ロフト.」
開演 18:00

映画 「神父ダーンス」 大阪

神父に関する小説に感銘を受けたステイン・コーニンクス監督が、社会問題に立ち向かう聖職者の姿を描いた名作。主演はベルギーを代表する俳優ヤン・デクレール。(1992年作品)1993年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。

舞台は1893年、ベルギーフランドル地方の町アールスト。劣悪な労働条件の製糸工場で住民は、女性も子どもも関係なく、日夜働かされていた。職場で事故が相次ぐ中、 若い女性労働者のネッテは職場環境のひどさを訴え続けるが、役人たちは聞き入れようとしない。そんな中、ある子どもが犠牲となった事故をきっかけに、ネッテは仲間を引き連れてストライキを計画する。彼女に助けを求められた神父ダーンスは労働状況を告発する記事を発表し、大きな反響を呼ぶ。やがて、問題は議会にまで発展する。労働者の熱い支持を得て選挙で当選するが、敵対するカトリック保守党のウステが反撃に出る。地域の有力者と共謀し、教会の上層部に働きかけて、彼を失脚させようと企てる。ウステの陰謀により、ダーンスはローマ法王から神父を罷免するとの通知を受け、聖職者と政治家のどちらを取るか究極の選択に迫られる。彼を支持してきたネッテは、自分たちと共に闘いぬくことを懇願する。神の言葉を伝える者として、彼の選択した道とは……。

1839年、オランダから独立したベルギーは、オランダ語圏のフランダースとフランス語圏のワロンが言語境界線によって2分されている。言語戦争と呼ばれる両者の対立は、財界や政府の要人が多いワロン地方と労働者が多く住むフランダース地方との社会的地位の格差が問題ともいわれていた。ベルギーで聖職者が選挙に出ることは珍しいとされるが、神父に関する小説を読んで感銘を受けた監督が、神に仕える身である神父が人々のために闘いながらも自身の立場の選択に迫られて苦悩する姿を描いている。1992年に公開され、翌年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。第1回大阪ヨーロッ パ映画祭の上映作品でもある。ダーンスを演じるのは、ベルギーのスター俳優ヤン・デクレール。厳しい状況下にいる労働者を救おうと、数々の重圧に耐えながら、自らの信念を持って議会や教会に立ち向かっていく姿に胸を熱くさせられる。

2009年11月20日
場所 ABCホール

2009年11月1日

「ロフト.」プレミア試写会プレゼント 東京

2008年にベルギーで大ヒットした密室を舞台にしたサスペンス映画「ロフト.」試写会を、劇場ロードショー(2009年11月20日上映開始)より1日早く、みなさまにプレゼントします。
ベルギーで10人に1人が観たというスーパーヒット・サスペンスがついに日本上陸。
建築家のビンセント、友人のマルニクス、ルク、精神科医のクリス、クリスの義弟のフィリップは、新築マンション最上階にあるロフトルームを情事部屋として共有していた。ある日、ルクが部屋に入ると、ベッドに手錠をかけられ血まみれで死んでいる女がいた。慌てて部屋に集まった5人は、互いのアリバイを探りながら犯人探しを始めるが……。

この結末が気になる方は、以下のサイトからお申し込みください。
http://poken.jp/ja/loft-avant-premiere/
映画試写後のパーティには、主演女優ヴェールレ・バーテンスも参加し、ベルギービールとスナックを無料でご提供します。
みなさまからのご応募お待ちしています。

2009年11月19日
場所 シネマアンジェリカ(東京渋谷)