2009年3月28日

ベルギー王立美術館コレクション ベルギー近代絵画のあゆみ バルビゾン派、印象派、フォーヴ(山梨)

ブリュッセルにある王立美術館より、ベルギー美術史を代表する69点を展示。フランスの芸術運動との関係にも注目します。
ベルギーの首都ブリュッセルにある王立美術館は、古典美術館と近代美術館の2つの美術館から構成されており、15世紀から20世紀までの名品約2万点を有する同国最大のコレクションを誇っています。そのコレクションのなかから選りすぐった近代絵画69点を展示します。
バルビゾン派から印象派、さらにはそれを科学的に発展させた新印象派、純色を大胆に使いそのコントラストで強い印象を与えたフォーヴ(野獣派)に至るまで、フランスの芸術運動の影響を受けながら、ベルギーの芸術が発展していった様子を紹介します。
本展を通じて、コローやクールベなど、19世紀のフランスで活動したバルビゾン派の画家たちの作品が、いかにしてベルギーの画家たちに受け入れられたか、またのちに続くフランス国内外の画家たちにどのような影響を与えたかを知ることができます。

画像 ピエール・ボナール「逆光の中の裸婦」1908年 ベルギー王立美術館

2009年4月18日 - 2009年7月5日
場所 山梨県立美術館

2009年3月20日

アラン・プラテル・バレエ団 バッハ マタイによる「憐れみ pitié!」

現代舞台芸術の最先端を行くベルギーの演出家アラン・プラテルの話題の新作公演。
ヨーロッパで先駆的な活動を続けているアラン・プラテルが、「現代の受難」をテーマとして取り上げ、多国籍のハイレベルなダンサー、歌手、演奏家で構成されたバッハ マタイによる「憐れみ pitié!」をつくりあげました。
音楽史の中で最も重要な作品であるJ. S. バッハの大曲「マタイ受難曲」を、元ベルギー王立歌劇場専属作曲家でサクソフォン奏者のファブリツィオ・カソルが、現代の感性で思い切ってアレンジ。3名のオペラ歌手と8名の演奏者によるライブ演奏は生命力あふれ、現代に生きる私たちの心を打ちます。
アラン・プラテルは、ドイツのピナ・バウシュにつづく現代舞台芸術の先鋭にあって「生きる中で傷つき苦しむ人々の姿をコラージュした芸術」が賞賛されています。現代の言葉と音楽、そして身体で表現するバッハ マタイ「憐れみ pitié!」は、2007年に来日公演を行ったアラン・プラテルの「聖母マリアの祈り」に続く作品。パリ市立劇場での公演では、補助席まで完売になるほど多くの観客の支持を得ました。ロンドン(サドラーズ・ウェルズ劇場)をはじめ12ケ国41都市を巡演し、各地で絶賛されています。2009年4月には、日本公演が行われます。

画像:A.I. Tadashi Takahashi

2009年4月17日 - 2009年4月19日
場所 Bunkamura オーチャードホール

2009年3月18日

4月12日(日)アントワープ・ファッションのレクチャーを開催

アントワープといえば、まずファッションを 思い浮かべる人が少なくないでしょう。この都市の中心街には、モードナシー(ModeNatie)があります。アントワープ州立モード美術館、フランダー ス・ファッション・インスティテュート(FFI)、そして多くの優れたデザイナーを輩出しているアントワープ王立美術アカデミーファッション科がこの建物 の中にあり、後に「アントワープ6」と呼ばれるデザイナーたちが、このアカデミーの卒業生として名前を連ねています。ディルク・ビッケンベルヒス、アン・ ドゥムールメースター、ワルター・ヴァン・ベイレンドンク、ドリス・ヴァン・ノッテン、ディルク・ヴァン・サーヌ、マリナ・イェーの6人のデザイナーがこ の名前の由来ですが、マルタン・マルジェラも、この「アントワープ6」とともに知られています。
一 般に知られていませんが、1984年には大阪のロイヤルホテル(現リーガロイヤルホテル)で「ベルギー・デザイナーズ・ファッションショー」というタイト ルで、この7人が作品を発表しています。これは、ベルギーのデザイナーを日本に紹介するファッションショーで、長い伝統を誇るベルギーのテキスタイル産業 の振興と若手デザイナーの育成を図るために、当時存在したベルギー・テキスタイルアパレル協会(ITCB)が中心となり開催されました。その斬新なデザイ ンで1980年代のファッション界に新風を吹き込んでいた彼らの作品を、日本に初めて紹介した例として記録されています。
そ の後、アントワープ・ファッションを日本で紹介するイベントとして当センターが関わったものには、アントワープ王立美術アカデミーで教鞭をとり、 アントワープ・ファッションを世界に紹介した人物として知られるリンダ・ロッパによるレクチャー(神戸ファッション美術館、1997年)、ベルギーの ファッション・ジャーナリスト、ヴェールレ・ウィンデルスが「アントワープ6」のデザイナーたちがどのようにして世界の市場で成功するに至ったかを紹介す るレクチャー(フランダースセンター、2006年)などがありますが、アントワープ・ファッションを大々的に紹介する展覧会はこれまで日本にはなく、この 春、東京オペラシティアートギャラリーで開催される「6+ アントワープ・ファッション」展が日本初となります。
当センターでは、この展覧会の関連イベントとして、展覧会監修者とアントワープ州立モード美術館館長を招いてレクチャーを開催します。日本とアントワープ・ファッションの繋がりについて知ることのできる貴重な機会です。ぜひお見逃しなく。

2009年3月16日

「6+ アントワープ・ファッション展」関連イベント(大阪)

ファッションが結ぶアントワープと日本の関係について、アントワープ・ファッションを知り尽くした2人が語ります。
この春、東京オペラシティアートギャラリーにて「6+|アントワープ・ファッション展」<会 期:2009年4月11日(土)〜6月28日(日)>が開催されます。フランダースセンターでは、本展の関連イベントとして、数多くの優れたデ ザイナーを輩出しているアントワープ州立モード美術館館長のカート・デボ氏と文化女子大学教授で展覧会の監修者でもある高木陽子氏をお迎えして、レク チャーを開催いたします。
お申し込み方法:「アントワープ・トーク」参加希望の旨・ご氏名・参加人数をご記入の上、メール(info@flanders.jp)またはFAX(06-6773-8855)にてご送信下さい。2009年4月11日(土)必着。

「アントワープ州立モード美術館〜ミュージアムから現代ファッションを発信するには」
講師 カート・デボ(アントワープ州立モード美術館館長)
現代ファッションデザインを主として展示紹介するミュージアム、アントワープ州立モード美術館。その独自の企画方針やデザイナーとの関わり方について、ベルンハルト・ウィルヘルム、ヴェロニク・ブランキーノ、山本耀司、マルタン・マルジェラの展覧会を中心にお話します。(英語通訳あり)
「6+|アントワープ・ファッション展を日本に紹介する理由」
講師 高木陽子(文化女子大学教授)
日本がアントワープ・ファッションの重要な市場となっている理由や、アントワープ・ファッション第一世代である「アントワープ6(シックス)」とマルタン・マルジェラが活動の初期に、日本が重要なインパクトを与えていた事実を紹介しながら、展覧会の見どころを解説します。

2009年4月12日
場所 Flanders Center

2009年3月15日

「6+ アントワープ・ファッション」展

アン・ドゥムールメースター、ドリース・ヴァン・ノーテン、マルタン・マルジェラ、ラフ・シモンス、ヴェロニク・ブランキーノらデザイナーが出品。

1980年代に一躍、世界のファッション文化の中心地として脚光を浴びるようになっ たアントワープ。その成功の背景には、毎年優秀なデザイナーを輩出する王立美術アカデミーの徹底した教育、フォトグラファー、スタイリスト、メイクアップ アーティストとの協働から生み出されるインパクトを重視したイメージ戦略、そして個々のデザイナーのアイデンティティへの強い意識とゆるぎない個性が挙げ られます。

本展は、「アントワープの6人(アントワープ・シックス)」とマルジェラから始まり、今日にいたるアントワープ・ファッションの魅力と独自性をご覧頂きます。

関連イベント:
4月12日(日) 
「6+ アントワープ・ファッション展」関連イベント(大阪)フランダースセンター

写真:アン・ドゥムールメースター、1989年(撮影:パトリック・ロベーン)Ann Demeulemeester, 1989 (Photo: Patrick Robyn)
6+ Antwerp Fashion originally took place at ‘de Lokketten’and was initiated by MoMu - Fashion Museum Province de Antwerp and the Flemish Parliament in Brussels (25/1 - 23/6/2007). The exhibition and accompanying catalogue were realized with the generous support of the City of Antwerp and the Port of Antwerp.

2009年4月11日 - 2009年6月28日
場所 東京オペラシティアートギャラリー

2009年3月8日

ルシール・フェーレマンス「Velata」

「Velata(ヴェラータ)」とは、ラテン語で「ベールで覆われた状態」をいう。
フェーレマンスが意識したのは、ルネッサンスの巨匠ラファエロ・サンティの「ヴェールを被る女性(ラ・ヴェラータ)」(1516年)。ベールを纏う神秘な 女性の姿を描いただけの作品だが、そこに美しさを感じる。また1924年には、写真家エドワード・スタイケンが往年の女優グロリア・スワンソンをベールを 被った姿で撮り、ヴァニティ・フェア誌に発表した。
フェーレマンスの作品は、女性が主題である。ベールの神秘性を効果的に用い、感情を揺さぶるように、内在するさまざまな問題をさりげなく訴えかけている。ベールはすべてを包み隠すものではない。内に秘めた美を遮らず、心の眼で見えるようにしてくれるものである。
女性の裸体は、古くからある芸術のテーマであり、ベールの写真は、グラフィックアートを取り入れたデジタル加工処理である。フェーレマンスの作品は異文化の要素を取り入れ つつ、芸術性に満ち溢れている。被写体の人物背景を取り除き、独自のビジョンを投影した作品の数々は、単なる写真を越えた表現を生み出している。
今回のシリーズは、2008年サラゴサ国際博覧会のベルギー館に出展された。白黒5点、カラー12点を展示。

2009年4月1日 - 2009年4月25日
場所 Flanders Center

2009年3月2日

ダニエル・オスト 花の展覧会 in 金閣寺

「花」の建築家、「金閣」を生ける。 東西の文化を融合する展覧会を京都の名所「金閣寺」にて開催します。
「花の建築家」と称されるベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストは、花という素材を活かし、東西文化の融合を体現できる数少ないアーティストのひとりといえるでしょう。オストが日本で試みた数々のクリエイティブ・ワークには、日本の文化を深く理解していなければ到達できない、われわれが忘れかけていた精神性を甦らせるエッセンスが溢れています。特に京都での展覧会の成功は記憶に新しく「京町家杉本家住宅」(有形文化財)「仁和寺」(世界文化遺産)「東寺灌頂院」でみせた斬新な「和」のイメージは、多くの人々に驚き と感動を与え、日本を再発見させるきっかけとなりました。               
そのオストが今回挑むのは、室町文化の象徴たる世界文化遺産「金閣寺」。境内の方丈を舞台に、東西の文化の粋を融合させたワールドクラスのインスタレー ションを行います。時代折々の美術や文学に無限のモチーフを提供してきた磁場を得て、かつてないクオリティーで展開される「生きた芸術」の極致は、長く記 憶に残るものとなるでしょう。

2009年3月25日 - 2009年3月27日
場所 北山鹿苑寺(金閣寺)方丈<特別公開>